研究課題/領域番号 |
17K17490
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
遠藤 晋作 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (60750883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 先天性心疾患 / 病気説明 / 母親 / 学童 / 社会適応能力 / 先天性疾患 / 学童期 / 小児看護 |
研究成果の概要 |
第一研究では、先天性心疾患をもつ学童期までの子どもに対して母親が行う病気説明プロセスを明らかにし、その中にある「病気についての理解」と、「成長に付帯する病気説明選択要因」が母親から子どもに対する病気説明の実施基準となると考えられた。 第二研究では、病気説明の実施基準は第1因子「母親の説明コミュニケーション能力」、第2因子「子どもの説明受容力」、第3因子「子どもの説明アクセスリテラシー」の3因子で構成されていること、「子どもの説明受容力」には子どもの「言語スキル」「社会生活スキル」が、「子どもの説明アクセスリテラシー」には子どもの「言語スキル」「日常生活スキル」が関連することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性心疾患をもつ子どもにとって、母親からの病気説明は重要な病気の情報源である。母親は子どもの学童期の成長にともなって病気説明に難しさを感じるようになり、思春期を迎えた子どもの病気理解は不十分な現状が報告されるが、病気説明の全体的な概念構造は明らかにされていなかった。 本研究では、子どもの学童期までの成長発達にともなったプロセスと、学童期の成長発達で重要な社会適応能力との関連を段階的に明らかにし、子どもの成長発達に配慮した支援方法を示唆した。これは子ども自身が病気理解を向上し、セルフケアや自我同一性確立など、病気を持ちながら成長・自立していく上で重要な要素を補う一助となると考える。
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