研究課題/領域番号 |
17K17494
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
本田 真也 関西国際大学, 保健医療学部, 講師 (70619692)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 心臓疾患-先天性 / 小児医療から成人医療への移行 / 外来看護 / 小児看護 / 心臓疾患-先天性 / 心臓疾患‐先天性 / 先天性心疾患 / 小児慢性疾患 / 移行期における看護 / 小児 / 看護学 / 移行期支援 / 学童・思春期 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、先天性心疾患の子どもとその家族への成人移行支援体制の構築過程を可視化するとともに、支援による子どもとその家族への効果を検証することである。研究フィールドで行われている移行支援を言語化し、先行文献で示されている枠組みを活用しながらその内容を整理し、看護師向けの移行支援ケアマップを作成した。そして、そのケアマップをもとに子どもとその家族へ幼児期、学童期、思春期それぞれの段階に応じた支援を行い、その支援によるいくつかの変化を明らかにした。さらに、移行支援の継続期の課題について実践者とともに再検討し、幼児期からの段階的な移行支援を継続するための教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、先天性心疾患の子どもとその家族への成人移行支援体制の構築と支援の継続という課題に対し、研究者と実践者の協働によって取り組んだことが特徴であったといえる。アクションリサーチによる研究者と実践者との対話により、実践者が日々、行っている看護を意識的に言語化することで、ケアマップや教材の開発といった研究フィールドに応じた移行支援体制の構築につながることを明らかにした。本研究における移行支援体制の構築の成果は他の疾患、他のフィールドにおいても新たな看護支援体制を見出すための方略の一つとして活用できるのではないかと考える。
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