研究課題/領域番号 |
17K17499
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
松井 瞳 (森田瞳) 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (30569570)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高齢者 / 血液透析 / 主介護者 / 看護 / 介護 / ニーズ / 介護負担 / 通院支援 / 在宅療養支援 / 家族 / 家族介護者 / 通院 / 在宅 / 看護学 / 在宅支援 |
研究成果の概要 |
研究目的は「血液透析受療中の要支援・要介護高齢者(以下、HD高齢者)の主介護者における介護負担の要因と支援ニーズを明らかにすること」である。 血液透析受療中の要介護・要支援高齢者の主介護者を対象とした。対象は135名(高度群63名・軽度群72名)であった。HD高齢者のDASC21合計点の介護負担高度群が50.0点と軽度群よりも有意に高かった。主介護者および高齢者の年齢、性別、DASC21合計点、通院にかかる1か月の交通費を調整因子とし、多変量解析した結果「透析施設(病院)による送迎サービス」に有意差が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、血液透析を受療中の高齢者の割合が約6割を占めるわが国において、非常に深刻な問題になっていると考える。血液透析を受療する患者は、独居世帯もしくは老老世帯もあり、高齢化により主介護者が、週3回の通院をすること自体が負担となり、困難になることが想定される。これによる社会的入院もいまだ存在する。 透析医療施設の送迎も増えてきてはいるが、透析医療施設による送迎は施設持ち出しであることが多く、送迎地域が広範囲であると十分にカバーできない。そのため、地域特性により送迎ができないという状況もある。そのような方々の実態を明らかにすることは新たな施策を考案する一助となる。
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