研究課題/領域番号 |
17K17512
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
秋定 真有 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (20738546)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / 特別養護老人ホーム / 人生の統合 / 当事者 / 認知症 / 高齢者 / 生きる支え / 高齢者看護 / 生涯発達 / 価値観 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、人生の統合を支える看護援助モデルの構築に向けて、まず、特別養護老人ホームで暮らす認知症を有する高齢者の生きる支えを明らかにすることである。 特別養護老人ホームで暮らす認知症を有する高齢者を対象にインタビュー調査を実施した。分析結果より、特別養護老人ホームで暮らす認知症高齢者の生きる支えとして、「安心し過ごせる日常が保証された環境」、「老いる自分を容認する心」などの6つのカテゴリーが抽出された。これらより、認知症高齢者が生きる支えをもちながら自分らしく生きるためには、特別養護老人ホームが自分の老いを見つめながらも、最期まで安心して暮らせると感じられる場である必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症看護において、認知症は進行性の疾患であることから、症状が進行すると本人の認識や思考、感情といった意識が把握しにくいという課題が挙げられている。本研究によって、特別養護老人ホームで暮らす認知症を有する高齢者の生きる支えを明らかにすることは、当事者の視点から認知症を有する高齢者の生きる支えが示されることとなる。そして、看護職は、認知症を有する高齢者の生きる支えを知ることで認知症を有する高齢者が人生の統合を目指して最期まで自分らしく生きるための援助の示唆を得ることができると考える。
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