研究課題/領域番号 |
17K17518
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
岡田 昌也 杏林大学, 保健学部, 非常勤講師 (90759854)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 双極性障害 / 集団心理教育 / 心理教育 / 精神看護学 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はプログラムの有効性の検討と集団心理教育における個別面接の役割を明らかにすることである。集団心理教育プログラムは週1回90分、全9回実施した。また実施前・中・後で全3回の個別面接を実施した。プログラム実施前後の再発率を比較し、MADRS、YMRS、GAF、SAI-J、BEMIBを用いて測定した。個別面接の役割はプログラムの観察記録、および個別面接記録を基に考察した。再発回数はプログラム実施後で有意に減少した。また実施前後でSAI-J、GAFに有意差(p<0.05)がみられ、その他の尺度では有意差はみられなかった。個別面接は集団心理教育を補完する役割が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究対象者の少なさから限定的な結果とはなるが、双極性障害における維持療法の中で本プログラムのような比較的短期間の心理教育プログラムの実施により、再発を予防する可能性が示唆された。また、病識や心理社会機能に有効に働く可能性が示唆された。現時点で他の尺度評価では有効性は確認されなかったが、今後症例数を増やし、病状やアドヒアランスへの有効性について検証を行っていく必要がある。また個別面接においては参加者個々のニーズや支援に対応することで、集団心理教育プログラムを補う役割が考えられた。
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