研究課題/領域番号 |
17K17521
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
桐山 啓一郎 朝日大学, 保健医療学部, 講師 (40790960)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 一般病床 / 身体拘束 / 身体拘束最小化 / 専門看護師 / 認定看護師 / 一般病棟 / 看護 / 予防 / 早期解除 |
研究成果の概要 |
本研究は2つの研究で構成された。まず、研究1では東海4県の一般病床を有する全病院を対象に身体拘束の実態調査を行った。結果、一般病棟で身体拘束されている患者のうち92.4%が看護師に身体拘束開始、一時解除、終了を判断されていた。平均身体拘束継続日数は22.9日であり、最小1日、最大1198日であった。一般病棟では身体拘束終了のためのカンファレンス頻度は毎日か、週1回に偏っていた。 次いで研究2では、専門看護師・認定看護師が行う身体拘束防止活動について調査した。結果、身体拘束の理由となる医療安全部門と協同しながら、対象者の生活歴やニードを実現す る看護を実践していたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
身体拘束について中立的な立場による複数県にまたがる全数調査は行われていなかった。本研究は一般病床の状況と身体拘束中の患者の状況を明らかにした。一般病床の身体拘束の概要を把握できたことで、今後の基礎資料となることが考えられる。また、診療報酬上、認知症ケア加算算定以降、チームの中核を担っていると考えられる老人看護専門看護師、精神看護専門看護師、認知症看護認定看護師の活動を明らかにした。身体拘束されている患者の多くは80最上の高齢者であった。高齢者を対象とする専門・認定看護師らは身体拘束最小化活動をリードする立場にある。その活動を明らかにすることも今後の身体拘束最小化活動に貢献できると考えられた。
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