研究課題/領域番号 |
17K17522
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
矢部 広樹 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40780664)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 腹膜透析患者 / 高齢者 / 認知機能 / 身体機能 / 出口部感染 / 生存率 / 腹膜透析 / 予後 / 軽度認知障害 / 腹膜炎 / 高齢 / 有害事象 |
研究成果の概要 |
高齢腹膜透析患者における身体機能と認知機能の低下は、腹膜透析の適正管理の障害を通じて、有害事象の発生に影響する可能性がある。そこで本研究は、高齢の腹膜透析患者の身体機能と認知機能の測定と、有害事象の観察を前向きに行った結果、低体力、低栄養、認知機能の低下は、出口部感染、入院、死亡の有意なリスクであることが示された。また認知機能が低下している症例は、介助によって出口部感染のリスクが低減することが示唆された。高齢腹膜透析患者が継続して療養するためには、体力、栄養、認知機能のケアが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、高齢の腹膜透析患者が継続して在宅療養を継続するためには、体力、栄養、認知機能を定期的に評価し、ケアする必要性が示された。低体力、低栄養、認知機能低下は、いずれも簡便に測定が可能であり、また治療介入によって改善可能な項目である。高齢腹膜透析患者の低体力、低栄養、認知機能低下を早期に把握し、介入することで、出口部感染や入院、死亡などのリスクを低減できる可能性がある。
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