研究課題/領域番号 |
17K17535
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
鈴木 悟子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (10780512)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生活習慣病予防 / 健康学習 / 成人教育 / ライフストーリー / 健康教育 / 30歳代男性 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、30歳代男性の生活習慣病予防のためのライフストーリーを用いた対話型健康学習支援ツールの開発である。保健指導者に先行研究で作成した支援指針による支援の実施を依頼し、支援の過程と支援後のインタビューから得られたデータを分析した。保健指導者の支援において、10カテゴリーのライフストーリーのテーマ、411の学習サイクルの要素が得られた。また各学習サイクルの要素が得られた支援を分類整理した。これらの結果を用い、ツールを作成した。さらに、文献検討により、作成したツールの修正を行った。 今後は、作成したツールの実用性の検証並びに、保健指導対象者本人が使用する学習教材の開発を検討する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作成した対話型健康学習支援ツールを用いた支援を受けた30歳代男性は、ライフストーリーを用いた対話を通じ、対象者の過去、現在、将来を結び付けた「ありたい自分」を支援者とともに見出し、明確にしていく過程を経て、自ら日々の生活の中で、生活習慣病予防に関する達成可能な目標を見出し、行動し、継続することが期待される。30歳男性が一度の支援で主体的に行動変容できることは社会的意義が高い成果と考えらえる。また30歳代男性から得られたライフストーリーや「ありたい自分」は生活習慣病予防に関する行動変容の評価指標につながるものであり、学術的意義があるものと考える。
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