研究課題/領域番号 |
17K17539
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
呉代 華容 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30708681)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高血圧 / 医療機関受診 / 健康診断 / 介入 / 紹介状 / 産業保健 |
研究成果の概要 |
健康診断での血圧が2年連続高値かつ高血圧診療を受けていない就労者を対象とした、健診現場での当日の医療機関への紹介状発行は、その後半年間の外来受診率向上に有効であることが示された。しかしながら降圧剤処方の割合、1年後の健診での血圧値は、紹介状発行有無で差が認められなかった(論文投稿中)。さらに、中長期的な介入効果として介入後2年の効果を検討したところ、短期効果と同様、介入後1年間の外来受診率は介入群で高かったが、降圧剤処方率、2年後の健診での血圧に違いは見られなかった。また、1年前の健診結果の認識についての調査では、若年者や軽度高値者への健診結果の気づきの促しが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康診断によるスクリーニング後の医療機関の受診、そして定期的な受診を継続することは血圧管理のために重要である。本研究では、健診現場での医療機関への紹介状の当日発行が、その後1年以内の外来受診率を向上させることを示した。紹介状の即日発行は血圧測定結果の認識から時間差なく行われる点で対象者にとって印象的な方法であり、なおかつ、この受診勧奨方法は短時間で簡便に実施し得ることから、保険者の規模に関わらず地域・職域での健診現場で幅広く応用可能である点で公衆衛生上の大きな意義を有すると考えられる。
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