研究課題/領域番号 |
17K17567
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
医療社会学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡邊 祐介 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (90789405)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 手術安全 / 外科教育 / 多職種連携教育 / 手術用エネルギーデバイス / 手術室火災 / 医学教育 / 医療事故 / 医療安全 / 電気メス / エネルギーデバイス / 患者熱傷 / surgical smoke / 外科総論 / 医歯薬学教育 |
研究成果の概要 |
手術用エネルギーデバイスの教育カリキュラム作成のため、実地調査及びヒアリング調査を行い、デバイス先端の余熱による患者熱傷、有害物質を含むサージカルスモーク、超音波凝固切開装置の留意事項といった新たな学習項目を定め、必要な検証実験を実施した。これら新規学習項目の内容を含むビデオ教材・学習教材を開発し、既存の学習教材と統合した。また、手術火災シミュレーション用の模擬炎発生装置を開発し、国内外の実際の医療機関において当該装置が使用可能であることを確認した。今後、模擬炎発生装置を患者マネキンモデルに搭載し、外科医、麻酔医、手術室看護師が手術火災を含むシナリオについてチームトレーニングを実施する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気メスなどに代表される手術用エネルギーデバイスの使用により術中出血が減少するなど、その恩恵は計り知れないものがあるが、十分な理解のもとで使用しなければ重篤な合併症を引き起こす。なくてはならない手術機器であるが、卒前卒後医学教育において教育を受ける機会はほとんどない。本研究成果を発展させ、医学教育に本格導入することにより、日本のみならず世界中の手術安全性の向上に寄与するものと考える。その際、外科医のみならず、手術看護師など、手術チーム全体で行うチームトレーニングの要素を取り入れ、安全な手術が行える環境をさらに整えていく。
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