研究課題/領域番号 |
17K17573
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験病理学
腫瘍生物学
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研究機関 | 山形大学 (2018-2020) 旭川医科大学 (2017) |
研究代表者 |
山本 雅大 山形大学, 医学部, 助教 (30431399)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肝腫瘍 / Sleeping Beautyトランスポゾン / 肝がん / Notchシグナル / Notchシグナリング / 転移 / Myc / Ras-MAPキナーゼ経路 / 上皮間葉転換 / Notch経路 / 肝癌 / 癌 |
研究成果の概要 |
肝臓癌は多様な組織像を示すが、その多様性を生む機序の詳細は不明な点が多い。本研究では、Sleeping Beautyトランスポゾンマウス肝発癌モデルを用いて、がんにおいて様々な機能を持つNotchシグナル経路の共に活性化するシグナルに依存した肝腫瘍の表現型における役割について検討した。マウス肝細胞で、Notchシグナル経路と同時に、PI3キナーゼ経路、MAPキナーゼ経路とMycを活性化すると、それぞれ胆管癌、肉腫様肝細胞癌と転移を伴う脱分化した肝細胞癌が生じることが明らかになった。また、肉腫様肝細胞癌の発生には上皮間葉転換が関与していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、肝細胞におけるNotch経路の活性化は共に活性化するシグナルに依存したコンテクスト依存的な役割を果たすことが明らかになった。実際の肝癌において、本研究で明らかになった機序が働いている可能性が示唆され、それらシグナルを標的とした治療への発展が期待される。
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