研究課題/領域番号 |
17K17574
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
鍵谷 卓司 弘前大学, 医学研究科, 助教 (70772317)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 十二指腸乳頭部癌 / Vater乳頭部癌 / 膵・胆道癌 / リンパ管システム / 転移メカニズム / リンパシステム / Vater乳頭癌 / Vater乳頭 / リンパ管ニッチ / 3Dモデルマップ / Vater乳頭部 / 十二指腸乳頭癌 |
研究成果の概要 |
膵・胆道癌は、きわめて予後不良な悪性腫瘍で微小環境やリンパ行性転移のメカニズムについてはほとんど明らかにされていない。そこで、治療計画を抜本的に見直す新規戦略を提唱するために、分子から肉眼レベルにわたる幅広い解剖学的アプローチを用いて、膵・胆道癌の微小環境とその転移ルートを推測し得る胆道系リンパ管システムマップを開発することとした。その基盤として、ヒト十二指腸乳頭部における微小リンパ管システムおよびその解剖学的な構造を、世界で初めて免疫組織化学、電子顕微鏡を用いた手法により明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、十二指腸乳頭部癌におけるリンパ節転移が生じうる際の、最も初期の段階の、初期リンパ管とがん細胞の移行のメカニズムを明らかにするための重要な基盤データが得られた。これにより十二指腸乳頭部においては、リンパ管へのがん転移が生じやすい微小環境にあることが明らかとなった。このことは、十二指腸乳頭部癌に対しての手術治療を含めた至適治療戦略を立てる上で重要な意義をもっている。
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