研究課題/領域番号 |
17K17580
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
教育社会学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
馬場 智子 岩手大学, 教育学部, 准教授 (60700391)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エスノサイエンス / 科目横断型 / PBL / 復興教育のカリキュラム化 / 多文化に応答する科学教育 / 外国人児童に対応した科学教育 / STS教育 / 復興教育 / 文化的応答性を持つ教育 / STS / 地域社会と科学教育 / 多文化教育と科学教育 / 東南アジア / 教育課程 / 社会的課題と教育 |
研究成果の概要 |
本研究で明らかにしたのは以下の内容である。①タイのカリキュラムに組み込まれたlocal wisdomは、教科書や全国レベルの教員研修ではほとんど導入されていない、②タイでは「地域性」への意識として宗教の違いも配慮内容とされている、③地方の内容を盛り込むという内容の工夫と、多様な意見や思考を受け入れる授業(構成的手法)を一体化することで授業を成功させている。 日本でも、外国につながる子どもの増加によって、複数の文化的・社会的背景を想定したエスノサイエンスが必要であるという示唆が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの理科教育研究で課題となっていた、非西洋諸国での教育実践における社会的文脈への配慮方法に必要な要素として「内容を地域に即したものとすることに加え、構成主義的な授業方法を採用する」という点を事例の検討から抽出した。 災害等からの地域復興教育は、世界各国で重要性が増している教育課題であり、岩手の事例を参照することでより波及効果の高い、かつ具体的な提言として「教員養成カリキュラム」における新設科目の創設を行った。
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