研究課題/領域番号 |
17K17591
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
消化器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅野 武 東北大学, 大学病院, 助教 (30757886)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 消化器内視鏡 / 医学教育 / 内視鏡的止血術 / シミュレーション / 消化性潰瘍 / 医歯薬学教育 / 上部消化管学 |
研究成果の概要 |
潰瘍などによる消化管出血は、吐血や出血性ショックを引き起こし、致命的となる救急疾患です。内視鏡を用いた止血術が消化管出血に対する治療の第1選択として推奨されています。しかしこれまで、実際の患者さんを対象として治療の場面でしか学ぶことができなかった状況でした。私たちは素材メーカーであるデンカ社と協力して、本資金を用いて樹脂素材を用いた潰瘍止血モデルを開発しました。このモデルは人体に似た硬さや伸びをもち清潔で、かつ疑似的に出血でき、クリップによる適切な内視鏡的止血を行うことができます。学習者にとって安心して学び失敗することもできるシミュレーターモデルを提供することが敵るようになりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は3か年の予定でしたが、2019年度に発展課題である基盤研究(B)「合併症が再現でき消化管の層構造をもつ、安全な内視鏡治療手技モデルを開発する」に採択され移行したことから、最終年度である2019年度は基盤研究の予算で潰瘍止血モデルの教育的有効性を検証する教育介入研究を行っています。2019年度末の時点で20名の内視鏡学習者に対してこのモデルを使用した教育を行い、今後この学習法を定着させるべく推進していきます。また、この潰瘍止血モデルの技術を基盤として、がんの治療などさらに高度な内視鏡的手術のシミュレーターへと応用する準備を進めています。
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