研究課題/領域番号 |
17K17595
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
細胞生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
楢本 悟史 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (30612022)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 極性 / オーキシン / PIN / 細胞膜 / 流動性 |
研究成果の概要 |
PINの局在制御機構の理解にむけ,PINクラスターとMAB4,細胞壁の関係,ならびにPINクラスター化の分子機構の解析を行った.その結果,MAB4はPINと細胞膜において共局在することが明らかになり,MAB4がPINのクラスター形成に直接作用することが示唆された.一方,細胞壁については,細胞壁が直接PINクラスター形成を制御することを明確に示す結果を得ることはできなかった.また,化学遺伝学的解析からは,PINのクラスターは,生体膜の脂質成分の適切な合成や,細胞内のATP依存的に形成されることが明らかになった.また,PINクラスター形成に関与する新規突然変異体を1つ単離することにも成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オーキシンの極性輸送の減少はダーウィン親子により140年前に見出されていたが,その分子機構は未だ未知なままである.本研究の成果は長らく未知とされてきたオーキシンの極性輸送の分子機構を明らかにするものであり,生物学上重要な研究課題である.また,オーキシンは単為結果や除草剤に利用されていることから,本研究の進展は将来的な農業利用の方策の礎となるものである.
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