研究課題/領域番号 |
17K17634
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
計測工学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
江田 廉 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (40734273)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 気泡キャビテーション / 超音波ドラッグデリバリシステム / マイクロバブル / 波動逆伝播 / 高時間分解能観測 / 超音波援用ドラッグデリバリシステム / 高時間分解能観察 / フィードバックシステム / 医用超音波システム / 計測システム / 微小気泡 |
研究成果の概要 |
微小気泡を用いた超音波治療は副作用の少ない夢の治療技術として,勢力的に研究が行われている。しかし,実用化のためには気泡キャビテーションメカニズムの機序解明と,効率向上のためのフィードバックシステムの構築が必須である.本研究では従来法では得ることができない気泡キャビテーション信号の空間的・時間的分布の可視化を行うシステムの映像化原理の確立と細胞実験への応用を図った。結果、本手法は観測プローブのラテラル方向の空間分解能0.34㎜とサブマイクロ秒の時間分解能を同時に実現し、超音波ドラッグデリバリのフィードバックシステム構築に有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気泡破壊時の雑音を測定する音響的方法や活性酸素を定量する化学的方法に対して、本手法は超音波ドラッグデリバリにおいてのフィードバックシステム構築を主眼としており、気泡クラウドの破壊過程の観測手法として他に類似観念のない画期的な試みである。また気泡から能動的に放射される超音波信号を可視化するという点において本手法の画像生成原理が従来の音響画像的手法とは異なり、原理的に大幅な感度向上を実現した。今後の発展により、気泡表面を修飾した機能性気泡を組み合わせることで癌の超早期発見が可能になるなど、気泡観測だけでなく、革新的な治療診断技術創出を拓く基盤技術になる。
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