研究課題/領域番号 |
17K17640
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デバイス関連化学
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
田中 有弥 千葉大学, 先進科学センター, 助教 (90780065)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 電気化学発光セル / 変位電流評価法 / インピーダンス分光 / 電気二重層 / イオン液体 / モジュラス / 有機半導体 / 有機発光ダイオード / 変位電流測定 / 電荷注入 / 微小電場重畳型変位電流評価法 / 電子伝導 / イオン伝導 / 電気測定 / 電子デバイス・機器 / 電子・電気材料 / 半導体物性 / 表面・界面物性 / 物性実験 |
研究成果の概要 |
電気化学発光セル(LEC)の動作機構を理解し実用化につなげるためには,電荷やイオンといったキャリアの動的な挙動を定量的に評価する必要がある.そこで本研究では“動的なキャリアの挙動が評価可能な変位電流評価法(DCM)”と“素子のインピーダンス(Z)を定量的に評価できるインピーダンス分光測定(IS)”を組み合わせた“微小電界重畳型DCM(AC-DCM)”を開発した.その結果順方向掃引時と逆方向掃引時のZを分離して抽出することに成功し,順方向時のZの方がより大きいことを明らかにした.AC-DCMはLECのための重要な評価手法であるといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気化学発光セル(LEC)の動作機構を解明するためには,素子内の電荷やイオンといったキャリアの動的な挙動と,それに由来するインピーダンスを定量的に評価する必要がある.そこで本研究ではこれを可能にする新しい評価手法を提案した.その結果LECに印加する電圧を増加させた場合と減少させた場合とでは,キャリアの挙動が異なることを明らかにした.本手法は様々なデバイスに対しても有力な評価手法であるといえる.
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