研究課題/領域番号 |
17K17662
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
持続可能システム
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
乃田 啓吾 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (60646371)
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研究協力者 |
木村 匡臣
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 水環境 / 湿地 / 水質浄化 / 生態系サービス / 農地 / 都市化 / ラオス / ビエンチャン / 表流水水質 / 生活排水 / 土地利用 |
研究成果の概要 |
本研究では,モンスーンアジアにおける湿地の水質浄化機能の定量評価に向けて、発生源ごとの流入負荷、土地利用ごとの流入水量について、雨季/乾季の季節変化を考慮した評価を行った.その結果,湿地の水質浄化機能は雨季の始めには顕著に発揮されたものの,雨季後半の増水時や十分な河川流量が維持されない乾季においては,浄化機能は小さかった.言い換えると,湿地への流入水量や負荷量を適切に管理することで,これらの機能を強化できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,明瞭な雨季と乾季を有するモンスーンアジアでは,降水量,河川流量の変動によって湿地の水質浄化機能が変動することを示した.この結果は,雨季の洪水を緩和し,乾季の河川流量を維持することによって,湿地の水質浄化機能を強化できることを示唆する.ここで得られた知見は,グリーンインフラとグレーインフラの組み合わせによるNature Based Solutionの社会実装に貢献する.
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