研究課題/領域番号 |
17K17667
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
地域研究
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研究機関 | 同志社大学 (2019) 明治学院大学 (2018) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
土肥 歩 同志社大学, 文学部, 助教 (10731870)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地域社会 / 広西チワン族自治区 / 災害 / 宣教師 / 民衆反乱 / 中国 / 華南 / キリスト教 / 広西 / 広東 / 香港 / 反乱 |
研究成果の概要 |
本研究課題の目的は、中国近現代史における地域史叙述について、民衆反乱と自然災害という観点から再検討を行うことであった。過去3年間において、報告者は日本国内の研究を海外に向けて情報発信することを念頭に研究に取り組んだ。たとえば、2017年夏には中国浙江省、2018年春にはアメリカ合衆国のワシントンD. C.でそれぞれ行われた国際学会に参加し、研究報告を行った。なお、本研究課題の成果の一つとして、2020年度中に日本国内の学術雑誌に論文が掲載される予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、日本国内で研究蓄積が十分ではなかった近現代の広西省における地域史叙述を再検討した。その結果、20世紀初頭の広西省では、自然災害に対する国際的な救援活動が行われたことを紹介することができた。 日本も数多くの自然災害に見舞われた。しかし、災禍に見舞われるたびに、国際的な支援の手が被災者や政府に向けて差し伸べられたことは記憶に新しい。こうした災害救援の歴史を紐解くことは、グローバル社会における異文化理解にも直結するばかりでなく、災害救済活動が政治・外交・思想・地域社会にどのような影響を与えたのかを解明する手掛かりになるように思われる。
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