研究課題/領域番号 |
17K17668
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
感性情報学
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研究機関 | 九州大学 (2020-2021) 東京大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
澤井 賢一 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (10754715)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 恒常法 / 心理物理学 / カテゴリー知覚 / 時間知覚 / 視聴覚情報統合 / ベイズモデル / Weber-Fechnerの法則 / 音楽知覚認知 / リズム知覚 / ベイズ推定 |
研究成果の概要 |
色や音声の知覚では刺激を分類して知覚しているように観察されることがあり,その特性はカテゴリー知覚と呼ばれている.本研究では,リズムパターンの知覚がカテゴリー知覚であるかどうかを調べることを目的とした心理実験手法の開発を行った.この手法は,刺激がどのような大きさに見えているかなどを調べる際に広く使われていた恒常法という実験手法を拡張したもので,恒常法の一部の欠点を改善することに成功した.一方,カテゴリー性を調べる能力については,シミュレーションでは効果があることが確認されたが,現実的な実験参加者数で有意な結果を得るのは難しいことなども分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した心理実験手法は,結果の再現性の高さなどの既存の恒常法の長所を活かしつつ,短所である予備実験に掛かる負担について軽減するなどの改良を実現している.そのため,この手法は長く使われてきた実験手法を代替し得るというインパクトがある.また,実験実施の負担の軽減のほかに,設定すべき実験パラメータが少ないという特徴もあるため,専門外の人が人の主観量を調べることのハードルを下げることができる.
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