研究課題/領域番号 |
17K17672
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
医化学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
馬場 行広 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (40581418)
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研究協力者 |
渡辺 すみ子
中内 啓光
岡田 尚巳
鈴木 穣
長崎 正朗
Daisy Umutoni
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 網膜再生 / 遺伝子導入 / 転写因子 / 網膜 / 再生 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
転写因子の遺伝子導入によって網膜神経節細胞マーカーであるBrn3bの発現が誘導されるのかを調べたところ、Brn3b陽性細胞が観察されたことから、網膜神経節細胞への分化が誘導されるといった結果を得た。しかし、その分化誘導効率は著しく低かったため、その分化誘導効率を上げることを目的として、メチル基転移酵素Dnmt1, Dnmt3a、DNA脱メチル化酵素Tet3、あるいはヒストン脱メチル化酵素Jaridの阻害剤を用いて検討を行った。その結果、いずれの条件においても網膜神経節細胞への分化誘導効率の上昇は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緑内障の治療は変性を遅らせることが主な治療法となっており、失明の患者に対する治療法がない状況である。本研究によってミュラーグリア細胞から網膜神経節細胞へと分化誘導する遺伝子群が明らかになりつつある。しかしその誘導効率が低いといった課題があるので、今後その効率を上げる条件の検討し、緑内障患者に対する根本的治療の開発に向けて研究を発展させていきたい。
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