研究課題/領域番号 |
17K17676
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
米澤 かおり 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20791388)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 新生児 / 皮膚バリア機能 / 皮膚トラブル / 皮膚常在菌叢 / 皮膚常在菌 / 沐浴 / スキンケア / 乳児 / 新生児・乳児のスキンケア / 保湿 / 発達 / 細菌 / 新生児・乳児 |
研究成果の概要 |
本研究では、生後2週時点での沐浴の直前とその後30分、90分後の皮膚バリア機能の変化を明らかにした。生後3か月では、同一人物のクロスオーバー試験を行うことで、スキンケアによってバリアの変化に影響があることを明らかにした。さらに、生後2週間時点の皮膚常在菌叢は皮膚バリア機能を調整した後にもその後の皮膚トラブルの発症と関連することを初めて明らかにした。新生児・乳児の皮膚トラブルを防ぎ、健やかな皮膚の成長を促すために、今後の研究では、皮膚バリア・常在菌叢のどちらも視野にいれた、個別性に応じたオーダーメイドでのスキンケア方法の開発を検討していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究ではスキンケアの後、次のスキンケアを行うまでの間に「皮膚に何が起こっていたのか」を検討したものは少ない。背景の異なる対象者において、さらに経時的な変化を詳細に検討することで、そのケアが、皮膚に対する刺激となるか、保護として作用するか、皮膚バリア機能のへの影響を丁寧に見たことに意義がある。また、健康な乳児を対象とし、日常的に行う沐浴や保湿というスキンケアによる、皮膚バリア機能と皮膚常在菌叢への複合的な影響を詳細に検討した点に学術的・臨床面での意義がある。今後、この結果を個別性に応じたスキンケア方法の開発につなげることを目指す。
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