研究課題/領域番号 |
17K17685
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
デザイン学
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研究機関 | 関東学院大学 (2019) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
酒谷 粋将 関東学院大学, 建築・環境学部, 講師 (20772148)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | VR / 対話によるデザイン / 創造性 / コラボレーション / デザインツール / 対話による設計 / 設計ツール / MR / ワークショップ / 設計プロセス / デザインプロセス / 建築設計 |
研究成果の概要 |
複数の主体によるコラボレーションのプロセスの中でどのようなツールを用いるかということは、デザインの創造性に大きな影響を与える。一方で、複雑な三次元の空間を体験する媒体として、最近ではVR技術が大きな注目を集めている。そこで本研究では、VRを用いたデザインツールの開発を行い、それを用いたデザイン実験を通してデザインツールの改良と機能の追加を重ね、複数の主体がVRを通して双方向に対話を行うシステムを構築した。更にはデザインツールを建築デザインの実プロジェクトの中でも活用し、ツールの実践的側面に関わるフィードバックを得たうえで、VRを用いた対話によるデザインの方法を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色は、人と三次元空間とのインタラクティブな関係の構築を可能にする技術としてのVRに着目した点にある。スケッチや図面、模型などといった既往のデザインツールとは異なり、VR技術を活用することによって、建築デザインの専門家でなくとも空間の情報を体験的に得ることができ、そこに自身の要望や新しいアイデアを投げかけることができるようになる。近年のVR技術の発展も相まって、VRを活用した新しいデザインツールは、専門家同士、もしくは非専門家と専門家の関係を大きく変え、よりインタラクティブなコミュニケーションを前提とした新しい対話によるデザインにもつながるものと思われる。
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