研究課題/領域番号 |
17K17694
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
外科系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
山本 麻衣子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (00795023)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 脂肪組織由来幹細胞 / 頬脂肪体 / スフェロイド / 骨再生 / 脂肪由来幹細胞 / CDファミリー / 骨芽細胞 / 骨分化能 / 再生医学 / 幹細胞 / 歯科インプラント |
研究成果の概要 |
幹細胞は骨髄や脂肪組織など様々な組織に含まれ、様々な組織への分化の可能性が示唆されている。以前我々はCD90+/CD105+皮下脂肪組織由来幹細胞(ASC)に関して比較したところ、+/+の細胞群が骨分化能、増殖能に有利な性質を持つことが示唆された。またASCからスフェロイド(ASCのみで構成される細胞塊)を作製する手法も考案した。 本研究では、皮下組織より侵襲を軽減出来る口腔内から頬脂肪体を採取、精製した。その組成は、皮下脂肪組織由来ASCと同等もしくは、それ以上の+/+細胞群が含有されていた。また、頬脂肪体由来スフェロイド、頬脂肪体由来+/+細胞群スフェロイド共に作製することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己組織移植は骨移植のゴールドスタンダードであるが、組織採取の侵襲や量的制限が問題となるため、組織採取量の少ない自己の体性幹細胞を用いた再生医療に近年大きな期待が寄せられている。本研究では、ASC採取部位を頬脂肪体にすることで身体的、精神的侵襲を少なくし、同等のもしくはそれ以上の骨分化能、増殖能の可能性を示した。また、骨移植の際に足場としての材料が必要とされるが、スフェロイドにすることでピンセット等にて簡単に誰もが扱える形態にし、新たな足場的材料を必要とせず、効率的で臨床応用が簡便な骨移植法の可能性を提案出来たこことは非常に意義があることと考えられる。
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