研究課題
若手研究(B)
不正咬合の発症に、妊娠期ならびに小児期の社会・環境要因がどのように影響しているのか、および不正咬合が心身の健康状態に与える影響を明らかにすることを目的に、山梨県甲州市の出生コホート「甲州市母子保健縦断調査」の思春期調査の追加調査として、甲州市立中学校5校に在籍する全生徒の実態調査を行った。結果として、一般集団を対象にした縦断調査において、母親の喫煙習慣とその子どもの永久歯の欠損の発症との関連を明らかにした。これらの結果は、母親の喫煙が子どもの永久歯欠損に与える影響のメカニズムを解明するための基礎的資料である。
本研究にて明らかとなった不正咬合の発症要因、および不正咬合が健康状態に与える影響は、今後の不正咬合の予防・治療の政策を立案する上で重要な論理的基盤となり、結果として子どもの健康状態を改善することが可能となる。さらに本研究は自治体が主体で行っているため、学校や社会への還元が行いやすい環境にある。よって、不正咬合の予防政策の立案及び実施のモデルとなる可能性が期待できる。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (21件) (うち国際学会 8件)
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