研究課題/領域番号 |
17K17706
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
生態・環境
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
岩井 紀子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (50630638)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 変態戦略 / カエル / 生活史 / 変態 / 生活史の進化 / 飼育実験 / 両生類 / 渓流 / 表現型の可塑性 / オタマジャクシ |
研究成果の概要 |
渓流に生息する両生類幼生が示す表現型の可塑性が、どのような変態戦略に基づいて進化したのか理解することを大目的とし、渓流性か止水性か、および越冬の有無という生態的特性の異なる複数種の幼生を飼育した。飼育結果をモデル化し、パラメータと各種の生態とを比較した結果、渓流・止水や越冬の有無だけで変態戦略が決まっていないことが明らかとなった。水域と陸域の成長率、生存率さらにはその季節変化を考慮したモデルが必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活史の進化の理解においては、生活史の移行タイミングの決定機構の解明が不可欠である。両生類における変態は、生活史の移行の中でも劇的な変化を伴う事象であり、その戦略の理解が望まれてきた。しかし、1980年代を最後に新しいモデルは提唱されておらず、研究は停滞してきた。本研究は変態戦略の新しいモデルを提唱することで、生活史の進化研究にブレイクスルーをもたらすものである。
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