研究課題/領域番号 |
17K17709
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機・ハイブリッド材料
高分子化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
難波江 裕太 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (40514881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | バイオマス / ハイパーブランチポリマー / 固体酸触媒 / 芳香族高分子 / ポリエーテルケトン / 重縮合 / フリーデル・クラフツ反応 / 全芳香族ポリマー / 架橋ビーズ / イオン交換樹脂 / 有機無機ハイブリッド材料 / 機能性高分子 |
研究成果の概要 |
本研究では,高難度な触媒反応を実現する高分子触媒として,フタル酸末端を有するハイパーブランチポリエーテルケトンの合成と不溶化に取り組んだ.目的のポリマーの合成ルートを新規に開発し,重量平均分子量が12000から220000程度のポリマーの合成に成功した.次に固体触媒として用いるために,ジフェニルエーテルを用いた架橋を試みたところ,想定する触媒反応条件下で不溶なハイパーブランチポリマーを得ることに成功した.このようにして得られたポリマーを,セルビオースの加水分解反応に供したところ,確かに触媒活性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カーボンニュートラルの重要性が叫ばれる昨今,バイオマス資源の有効利用の重要性が高まっている.本研究で開発に成功した触媒材料は,バイオマス変換において重要な糖類の加水分解反応を,極めて効率的に実現し得る.また本研究で得られた知見を,今後様々な触媒反応に展開することによって,これまで不可能であった高難度触媒反応の実現に繋がることが期待される.
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