研究課題/領域番号 |
17K17715
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
茂木 克雄 東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (20610950)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | エクソソーム / マイクロ流体デバイス / イオン濃度分極 / イオン枯渇領域 / 単離濃縮 / 生体内環境模擬デバイス / エクソソーム精製技術 / pH濃度 / 単離・濃縮手法 / サブミクロン粒子ハンドリング / 単離・濃縮 / 血管内皮細胞 / 微細加工 / がん転移 |
研究成果の概要 |
エクソソームの精製のため、イオン枯渇領域のフィルタ作用を利用したマイクロ流体デバイスを試作した。この試作デバイスを用いて、エクソソームに対するイオン枯渇領域のフィルタ作用の斥力を可視化すると共に、処理後のエクソソーム残存数が既存法よりも40%以上改善していることを確認した。また、生体内環境を模擬した観察用デバイスについては、3.5mmディッシュに納まるサイズの細胞整列用マイクロ流体デバイスを製作した。本マイクロ流体デバイスにより293Tを整列培養し、2週間の長期培養に成功した。さらに、培養に必要となる試薬の自動調整装置として、微量液滴の操作用のEWOD技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発したエクソソームの精製技術は、従来法では得られなかった良質なサンプルが精製できるため、当該研究分野のスタンダード技術として普及が期待できる。また、生体内環境を模擬した観察用デバイスも、簡便な操作で多種類の細胞をそれぞれに整列させて培養できることから、創薬や医療の分野での利用が期待できる。さらに、開発したEWOD技術は、液滴の操作に要する条件の厳密性を緩和できることから、多くの分野で試薬自動調整装置として利用できる。
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