研究課題/領域番号 |
17K17716
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子力学
持続可能システム
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高橋 秀治 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (50625960)
|
研究協力者 |
竹下 健二
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 廃棄物減容化 / 廃棄物処理 / 廃棄物再資源化 / バイオマス / 反応・分離工学 |
研究成果の概要 |
森林環境の除染のため、福島第一原子力発電所事故により放射性セシウム(Cs)で汚染された落ち葉の除去・伐採・枝打ち等が行われている。除染により発生する植物系廃棄物の量は莫大であり、保管場所の確保の難しさから、廃棄物の減容化や再資源化が求められている。 そこで、本研究では、亜臨界状態の水で植物系廃棄物を洗浄することでCsを分離し減容する手法を検討し、さらには、Cs分離後の廃棄物の再資源化の可能性を探索した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果で得られたCs分離技術により、分離された「Cs」は安定に最終処分(保管)することが可能となり、国が抱える減容化や最終処分の課題に対してブレークスルーを起こし得る。また、本研究により、汚染植物系廃棄物の低分子化によるCs分離メカニズムが示唆された。そして、本研究で得られた植物系廃棄物の再資源化の可能性により、福島県の森林地帯における汚染植物系廃棄物の再資源化のみならず、福島県内外に存在する莫大な量の未利用間伐材等の未利用バイオマスの資源化についても期待できる。以上より、本研究で得られた研究成果は学術的意義や社会的意義があると評価できると考える。
|