研究課題/領域番号 |
17K17725
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
情報学基礎理論
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
戸田 貴久 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (50451159)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 制約充足問題 / SATソルバー / モデル検査 / 反例解析 / セキュリティ / プライバシ / AllSAT / サンプリング / 複合イベント処理 / データベースの匿名化 / アルゴリズム / SAT / 制約 / ネットワーク / データマイニング |
研究成果の概要 |
本研究では、制約充足問題のすべての解を探索する手法を活用して、そのような解探索が求められる高度な問題解決のための効率的な計算基盤の開発を行った。主な成果として、ハードウェアやソフトウェアの不具合の原因解析を支援するための自動化手法を開発した。 他の成果として、VLSIの単純配線問題や数独ヒント生成問題の効率的な解法を提案した。また新たな展開として、制約充足問題の解のサンプリング手法の開発とその応用、制約充足問題の最適化を応用したデータベースの匿名化に関する手法の開発など、当初想定していなかったプライバシー・セキュリティ関係の研究成果も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報システムは現代社会の基盤技術であり、特にセキュリティ、プライバシ、人命などが関わる場面では情報システムの高い品質が求められる。しかし、そのような品質の保証や解析に関わる技術は一般に計算コストが高く、本来的に完全な自動化は見込めないことが多い。本研究の主要な成果として、検証やテスト目的で広く使われている技術(モデル検査)に対してより高度な解析機能を追加した。これにより人手で行われる解析作業を一部自動化することが可能になる。モデル検査以外にもセキュリティ・プライバシーに関わる研究成果も得られ、制約充足に関する最新技術を活用した応用研究の新しい展開につながった。
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