研究課題/領域番号 |
17K17735
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
腫瘍治療学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
塚本 佳広 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90648891)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | glioma / EUrd / Glioblastoma / temozolomide / 膠芽腫 / TMZ耐性 / glioblastoma / CED / Glioma stem cell |
研究成果の概要 |
本研究はテモゾロミドに耐性を持ったヒト由来の脳芽腫細胞株、動物モデルに対して新規に同定されたEUrdの局所投与(Convection enhanced delivery theraphy, CED)の有効性の検討である。テモゾロミド耐性脳腫瘍細胞株を2系統樹立することができた。それぞれの細胞株で細胞実験が十分に可能であることを証明し、またNGT41という細胞株では免疫不全マウスにほぼ確実に脳腫瘍モデルを作成することが可能であった。ここまでの研究から免疫不全動物でのTMZ耐性脳腫瘍モデルが作成できることを確認し、今後EUrdを用いたCEDの治療実験を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫は集学的な治療が行われる。治療初期は腫瘍の縮小などの効果が見られるが、徐々に治療耐性化することが問題である。本研究ではテモゾロミド耐性細胞への新規治療の研究である。ここまでの期間で、新規治療の研究に不可欠なヒト由来の脳腫瘍細胞株と免疫不全マウスへの移植モデルを確立した。またNGT41という細胞株でのモデルは、実際の患者さんと同様の薬剤を投与し、同様の治療経過を取ることも実証した。このようなマウスモデルは悪性神経膠腫などの悪性脳腫瘍への新規治療薬開発の為に大きな意義があると考えられる。
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