研究課題/領域番号 |
17K17742
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
高分子・繊維材料
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
戸田 智之 長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (60709335)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デンドラレン / 交差共役 / イソプレン / スチレン / 配位重合 / チタン / 合成ゴム / 均一系触媒 / 共重合 / 金属触媒 / 錯体 / 共役ジエン / 高分子反応 / ジエン / ゴム |
研究成果の概要 |
本研究では、遷移金属錯体触媒による配位重合を用いたデンドラレン類を共役ジエンとみなし、その重合性の解明ならびに汎用ジエン類とデンドラレンとの共重合により、ポリマー内部に共役ジエン骨格を有するポリマー材料の開発ならびにこれを用いる新規ゴム材料開発の基礎的な知見を得ることを目指した。 具体的には、シクロペンタジエニルチタントリクロリドと修飾メチルアルミノキサンを用い、2-置換[3]デンドラレンの単独配位重合および、2-フェニル[3]デンドラレンと汎用モノマー(イソプレンならびにスチレン)との配位共重合を検討し、ポリマー内部に反応活性な共役ジエン部位を有する新規ポリマーの合成法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で [3] デンドラレンとイソプレンのランダム配位共重合により、ポリジエンの内部にデンドラレンに由来する共役ジエン骨格を導入することが可能となった。このことは汎用合成ゴムにおいて、ランダムに反応性の高い共役ジエン骨格を導入し、その部分で高分子反応を起こすことができる可能性を秘めている。言い換えると、ポリイソプレンやポリブタジエン、スチレンブタジエンゴム内部に反応活性な共役ジエンを導入しておき、この部位で架橋反応などを起こし、架橋点と物性の相関に関する影響を調べることが可能であり、新しい合成ゴム創製のための知見が得られる可能性があることから、意義が大きい。
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