研究課題/領域番号 |
17K17765
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
高分子・繊維材料
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
坂元 博昭 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (70552454)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ナノ繊維 / 分子配向 / 高機能繊維 / エレクトロスピニング法 / 表面修飾 / 分子修飾 / 機能性繊維 |
研究成果の概要 |
高分子材料をナノ繊維化した際、単に細くなるだけでなく、繊維を構成する分子配向が高まることが知られている。研究代表者は、この点に着目し、原子間力顕微鏡(AFM)によってナノ繊維表面の構造観察を行った結果、20 nmの分子ドメインが繊維長軸方向に沿って配列することを見出した。次いで、繊維表面の分子構造変化に伴い、生体分子吸着特性が高まることを明らかにした。本研究では、繊維長軸方向へ直線的に分子が吸着しているという仮説の検証と、その工学応用として1次元分子配置技術の確立を目的とする。本提案は、表面構造が制御された材料表面へ生体分子を一次元に配置させる新たな分子修飾技術へとつながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する「生体分子を材料表面へ一次元的に配置させる技術」は、異なる酵素による連続的なカスケード反応の解析ツール、特定の方向にのみ機能発現する材料(異方性材料)など機能性材料開発のための新たな手法として寄与することが期待される。本提案は、医療診断、創薬分野、および材料分野におけるあらたな材料開発の可能性を広げる基盤技術につながると考えられる。
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