研究課題/領域番号 |
17K17769
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
教育社会学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
隼瀬 悠里 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (90611773)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 専門職学習コミュニティ / 教師教育者 / 専門職コミュニティ / 教師教育 / 授業研究 |
研究成果の概要 |
研究における参照枠組みの確認と、具体的な事例分析を通して、専門職学習コミュニティの構築につながるためには、教師教育者は価値の創出や提供はできるものの、実践者間で価値の共有がされるかどうかが、非常に重要となることが明らかとなった。授業研究については、研究を進める中で、その射程の多様性と、価値を何に置くかでその在り方が大きく異なることも分かった。いくら実践者の中で子どもと教師の学びに価値を置こうとする者がいても、トップダウン形式で別の価値に基づく授業研究会が行われると、実践者間の価値の共有は起こりづらく、専門職学習コミュニティ構築への高い障壁となることも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は授業研究を媒介として、専門職学習コミュニティという視点から教師教育者がその中でどのような役割を果たしうるのか、その限界も含めて事例の検討を元に明らかにしたものである。日本で誕生した授業研究は、 "Lesson Study"として諸外国に展開しているが、その展開の在り方も大きく異なるということ、そして、もっと広義な概念として捉えることが出来る可能性についても本研究で示した。そして、専門職学習コミュニティ構築という視点から教師教育者の果たす役割を考えた場合、外部の教師教育者が果たす役割には限界があり、内部の実践者の中でメンターとしての役割を果たす者を育成する必要があることを指摘した。
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