研究課題/領域番号 |
17K17776
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
分析化学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 史樹 信州大学, 学術研究院理学系, 助教 (40754958)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電気化学発光 / 電位変調 / 薬毒物分析 / 超音波 / 分析化学 / 電気化学分析 / メタンフェタミン / オンサイト分析 / 法科学 |
研究成果の概要 |
本研究では,電気化学発光(Electrochemiluminescence, ECL)原理を利用して,覚せい剤であるメタンフェタミン(MA)を簡便に検出するためのシステムの構築および反応機構の解明を行った。トリス(2,2’-ビピリジル)ルテニウム錯体を発光プローブとして用い,MAおよびその類似化学種のECL挙動について比較検討することで一次スクリーニング法の創出に関する基礎研究を行った。また,電位変調法を組み合わせたECL検出システムについても検討し,簡便で高感度のMA検出方法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物の乱用に起因する殺人等の凶悪犯罪や自動車事故が深刻な社会問題として提起され,その対策が我が国の大きな課題となっていた。特に覚せい剤による事犯は,検挙人員で1万を超えているため,簡便な検出方法の開発が求められていた。現在,国内で流通している覚せい剤の多くはメタンフェタミン(MA)であることから,本研究課題では電気化学発光(Electrochemiluminescence, ECL)法を用いた簡便な検出システムの構築と反応機構の解析を行った。ECL法を利用したMAの分析方法は法医化学領域への展開例は限定的であったことから,分析化学の適用範囲の拡張に資する,独創的かつ有意義な研究と考えられた。
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