研究課題/領域番号 |
17K17780
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大島 賢一 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (90645615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 美術教員研修 / 長野県 / 白樺派教員 / 石井鶴三 / 長野県内小学校聯合教科研究会 / 田原幸三 / 彫塑講習会 / 長野絵画研究会 / 美術教員研修会 / 美術教育 / 大正自由教育 / 教育的図画 / 白樺派教師 / 図画手工教育 / 新定画帖 / 教員研究会 / 聯合教科研究会 / 美術教育史 / 教員研修 / 信州教育 / 教師自主研修 / 自由画教育運動 / 大正期新教育思想 |
研究成果の概要 |
長野県において戦前開催された美術教員向けの研修会について、明治期には、美術の普及、振興を目的とした上意下達式なものであったのが、大正期ごろから教員による自主的な相互研鑽の場となっていくことを確認した。特に、石井鶴三を講師として開催された講習会について具体的に明らかにすることで、そこに関わった人物などについて明らかにした。また、大正期に開催された長野県内小学校聯合教科研究会の図画手工研究会の検討を通して、美術思想と美術教育思想との関連性についての具体的な検証をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦前の美術教師たちがどのように思想形成を行なっていったのか、また、それがどのような人的、文化的資源に基づいてなされたのか、ということを具体的な事例に基づきながら明らかとしたことで、長野県の美術教育史の一面を明らかにした。こうした研究は、今後長野県の美術教育を含む教育史について、より立体的な解明を行うための一助となると考えられる。また、自由画教育運動など、長野県を発生地として全国的に派生していった教育運動について検討するための視座を形成したと言える。
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