研究課題/領域番号 |
17K17783
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
木質科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小堀 光 静岡大学, 農学部, 助教 (20612881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 複合材料 / 近赤外光 / 画像計測 / 拡散光トモグラフィー / コンピューターシミュレーション / 木質複合材料 / 光拡散シミュレーション / 木質材料 |
研究成果の概要 |
近赤外領域の光が有機材料内で直進せず散乱する性質を利用して、1方向からの光照射のみで材料の内部状態を可視化する『平面方式拡散光トモグラフィー』を提案した。散乱光画像計測から媒質の光学特性値を推定し、透過画像に光拡散シミュレーションを援用することで、任意の断面における画像を再構成する手法を確立した。本手法を応用することで、複合材料などの不透明な材料の内部の異物や欠点を検出できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウッドプラスチックコンポジットなど不透明な材料では、目視あるいは可視波長領域の画像計測による内部欠点の検出は難しい。拡散光トモグラフィーは安全な手法ではあるが、様々な部位から光を照射しなければならない。本手法では、一方向からの光の入射のみで内部の画像を再構成できることを示した。本手法を用いれば、従来では検査の難しかった形状の内部画像も評価できる可能性を示した。また、使用する波長を変化させることで、将来的には内部の成分分布も可視化することができると期待される。
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