研究課題/領域番号 |
17K17789
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
放射線科学
|
研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
伊東 洋平 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40748464)
|
研究期間 (年度) |
2017 – 2018
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | MRエラストグラフィ / MRE / 膵癌 / 膵臓 |
研究実績の概要 |
膵癌は発見時に既に手術不能なステージまで進行している例が約4割であり、5年生存率は9.2%、10年生存率は4.9%と全ての癌の中で最も低く、早期発見に向けた検査法の開発が急務となっている。我々は膵癌の診断に非侵襲的に体内臓器の硬さを調べられるMRエラストグラフィ(MRE)が利用できることを報告し、学会での反響も大きかった。今後、MREを膵癌早期診断に応用していくことを考えており、そのために局所励起技術と従来のMREとを融合した、より解像度の高い新たなMREを利用しようと考えている。MREによる膵弾性率測定手法を確立させ、膵癌早期診道筋をつけたい。 MRE用のポリアクリルアミドゲルファントムを作成する。ポリアクリルアミドゲルは濃度の違いで硬さを調節することができる。肝や脾、膵を模したファントムを作成しておき、これをよりやわらかいゲルファントムの中に入れて、体内構造を再現する。このファントムを用いて膵への弾性波の伝播様式を観察し、位置や形状、弾性率の異なる臓器が介在する場合の膵弾性率測定の問題点の洗い出しを行う。また、従来のMRE撮影法と局所励起技術を利用したMREとでファントムを撮影し、信号雑音比やアーチファクトの発生をはじめとする画質の違いや弾性率の測定値に変化がないかを確認する。外部加振装置の周波数や振幅、MRIの撮影パラメータを変化させることによって得られる画像の違いも検討する。
|