研究課題/領域番号 |
17K17794
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
進化生物学
層位・古生物学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤原 慎一 名古屋大学, 博物館, 講師 (30571236)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 機能形態 / 運動様式 / 姿勢 / 重心 / 飛翔 / 四肢動物 / 運動機能 / 羽ばたき / 胸部骨格 / 骨密度 / 真無盲腸類 / 胸郭 / 強度 / 三次元筋骨格モデル / 運動機能の復元 / 古脊椎動物 / 姿勢復元 / 古生態 / 復元 / 脊椎動物 / 骨格 / 四足歩行 / 歩行様式 / 恐竜 |
研究成果の概要 |
本研究は、四肢動物の骨格形態と運動様式の関係を探ることに焦点を当てたものである。 動物の三次元骨格形態に肉付けを行い、重心位置を推定する研究では、現生トカゲ類の体の輪郭の推定から重心位置の見積もりまで手法の検証を行い、鳥盤類恐竜の関節骨格から取得した三次元形状で同手法を適用した。 鳥類の胸部骨格形態を用いて飛翔能力の推定する研究では、現生の鳥類を用いて烏口骨の折れ曲がりに対する強度と鳥の羽ばたき能力の関係を探りだした。そして、烏口骨の骨格強度が絶滅したの鳥の飛翔能力を推定する指標になることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、一義的には動物のもつ体の形態と運動への適応の関係について新たな知見をもたらしたものである。これらの成果は、絶滅動物がどのように生きていたかについて、より確からしさを伴う復元を行うための重要な根拠となる。そして、その成果の一端は博物館の展示や映像作品、絵画作品などに反映されるほか、それらに附随する科学的根拠を示した解説を通じて、科学に対する興味関心を引き出す一助となるであろう。
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