研究課題/領域番号 |
17K17802
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物保護科学
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
峯 彰 立命館大学, 生命科学部, 助教 (80793819)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 気孔 / コロナチン / ジャスモン酸 / 病原細菌 / 共進化 / Pseudomonas syringae / Brassicaceae |
研究成果の概要 |
気孔は光合成に必要なガス交換を担う植物の生育に必須の器官であると同時に、病原菌の侵入経路でもある。植物は病原菌を認識して気孔を閉じる免疫機構を持つが、病原菌の中には気孔を再開口させるものが存在する。病原菌が気孔を開く仕組み関しては、未解明の部分が多く残されていた。本研究において、トマト斑葉細菌病菌が産生する植物毒素コロナチンが、植物の遺伝子を利用して気孔を開くことを突き止めた。この知見をもとに、ゲノム編集技術を用いて、コロナチン標的遺伝子をコロナチンに利用されないように改変することに成功した。さらに、コロナチン標的遺伝子は本来明け方の速やかな気孔開口と光合成の開始に必要であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原菌による農作物の減収は、現代農業が抱える最重要課題の一つであり、より効果的・効率的な病害防除技術の開発が求められている。病原細菌は、自然開口部である気孔から植物体内に侵入し病気を引き起こす。本研究において、トマト斑葉細菌病菌が気孔を開くために利用する植物の遺伝子を突き止めた。さらに、ゲノム編集技術を用いて、この遺伝子をトマト斑葉細菌病菌に利用されない形へと改変することに成功した。本成果は、病原細菌の気孔侵入を阻止する新たな病害防除技術の開発へ向けた基盤になると考えている。
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