研究課題/領域番号 |
17K17831
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
腫瘍生物学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
三木 貴雄 関西医科大学, 医学部, 講師 (30452345)
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研究協力者 |
野田 亮
高橋 智聡
榛葉 繁紀
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | がん抑制遺伝子 / 概日リズム / RB / PER2 / ヘム / Rb / 代謝 |
研究成果の概要 |
がんと概日リズムという新たな関連を題材とすることで、これまでに無いがん制御機構の同定を目指している。概日リズムに着目した理由として、(1)近年の大規模疫学研究でシフトワーク従事者(看護師、パイロット等)は、がん罹患率が有意に上昇することが報告されたこと(2)正常な概日リズムが保てないPeriod2欠損マウスは癌になりやすいことから、がんと概日リズムの密接な関連は示唆されている。しかしその分子機構は不明な点が多く、未同定のがん制御機構が存在する可能性が高い。本研究では、がん抑制遺伝子と概日リズム遺伝子とのクロストークの機構を解明することにより、がん抑制遺伝子の新たな標的制御機構を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん抑制遺伝子産物Rbは、転写因子E2Fと結合してその作用を抑制することが知られている。しかし申請者は、Rbと概日リズムの関連から、Rbの全く新しい標的分子制御機構を見出した。この知見に基づく本研究は学術的に独自性が高いだけでなく、Rbによる新規の細胞周期、分化、代謝制御機構解明への道を切り開く可能性があり、非常に発展性が高いと考えられる。また、Rbの新規制御経路を標的とした薬剤は、がん及びリズム障害を伴う病気への適用が期待できる。
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