研究課題/領域番号 |
17K17838
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
量子ビーム科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高田 卓志 京都大学, 複合原子力科学研究所, 助教 (60444478)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | BNCT / 治療計画 / 補償フィルター / ボーラス / 最適化 / 3Dプリンタ / 粒子線治療学 / 量子ビーム医療応用 |
研究成果の概要 |
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)では、中性子の入射面近傍の線量分布の改善のために補償フィルターが用いられる場合がある。本研究では、最適な線量分布を実現するための補償フィルターの形状設計法を考案した。本手法によって形状が最適化されたフィルターを使用することで、正常組織に与える線量を最小限に抑えながら、腫瘍標的に投与される線量の最大化が可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BNCTの臨床照射では、従来、矩形や円形といった単純な形状の補償フィルターが用いられおり、その厚さや体表面への配置は経験に基づいて決定されている。本研究で確立した補償フィルターの形状最適化を臨床適用することで、個々の症例毎に最適化された治療照射が可能となる。本研究の成果は、治療効果を最大限に発揮し、かつ、より安全性の高いBNCTの実現に繋がるものと考える。
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