研究課題/領域番号 |
17K17841
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
原子・分子・量子エレクトロニクス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
蓑輪 陽介 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (50609691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光トラップ / イオントラップ / 冷却 / 微粒子 / 光浮遊 / 光冷却 / 光物性 / 光ピンセット / 量子エレクトロニクス |
研究成果の概要 |
浮遊状態にあるナノメートル・マイクロメートルサイズの微粒子の、重心運動のエネルギーを低減すること、また微粒子から熱を奪うこと、本研究ではこれら2つの異なる冷却技術の開発に取り組んだ。まず、舞台となる浮遊微粒子を真空中に用意するための実験系を構築した。さらに、適切な冷却が可能な材料開発にも取り組み、設計通りのサイズの微粒子を多数作製可能であることを実証した。また、これら作製した微粒子が発光することも確認した。この結果は、冷却実現への大きなマイルストーンである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、微粒子を浮遊させるために、相補的な性質をもつ2つの異なる手法を開発した。一方は光トラップと呼ばれる手法で、もう一方はパウルトラップと呼ばれる手法である。これらは大きなサイズの粒子や、逆に小さな原子分子を対象としては盛んに研究されてきたが、本研究のようなナノメートル・マイクロメートルサイズの微粒子を真空中に浮遊させるために研究した例は少なく、学術的に新しい知見を得ることができた。また、冷却に適した材料開発にも取り組んでおり、サイズの制御が可能であること、発光すること、などを実証できた。
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