研究課題/領域番号 |
17K17848
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
病態医化学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
神宮司 健太郎 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (80707571)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 腎癌 / 血清エクソソーム / エクソソーム / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
1. AZU1陽性エクソソーム(AZU1-EXO)に共局在するタンパク質の同定に先立ち、まずは細胞内においてAZU1と共局在するタンパク質の同定を行った。空ベクター安定発現ACHN細胞(Ctrl-ACHN細胞)もしくは、AZU1-FLAG安定高発現ACHN細胞(AZU1-ACHN細胞)ライセートに対してFLAG抗体で免疫沈降を行った。得られた免疫沈降済みサンプルをSDS-PAGEにより展開し、銀染色を行った。Ctrl-ACHN細胞よりもAZU1-ACHN細胞のサンプルにおいてより強く検出されたバンドを切り出し、トリプシン消化後に、質量分析による網羅的タンパク質解析を行った。その結果、AZU1結合候補タンパク質を複数同定した。今後、質量分析で得られた結果をそれぞれの候補タンパク質に対する抗体を用いて、AZU1との会合を免疫沈降実験により検証していく。 2. The Cancer Genome Atlasの情報より、腎癌細胞以外の癌種においてもAZU1 mRNAレベルでの高発現が認められていたので、ウェスタンブロット法によりタンパク質レベルでも同様に発現しているか否か検証した。その結果、乳癌、大腸癌、前立腺癌、子宮頸癌、肺癌細胞株においてAZU1タンパク質の発現が認められた。 3. 空ベクター安定発現ACHN細胞(Ctrl-ACHN細胞)もしくは、AZU1-FLAG安定高発現ACHN細胞(AZU1-ACHN細胞)をBALB/C ヌードマウスに皮下移植し、腫瘍成長後に血清を回収した。得られた血清をテトラスパニン抗体とAZU1抗体を用いてサンドイッチELISAを行い、血清中AZU1陽性エクソソームの検出を試みた。その結果、Ctr-ACHN細胞移植マウス血清と比較してAZU1-ACHN細胞移植マウス血清において、AZU1陽性エクソソームを検出することに成功した。
|