研究課題/領域番号 |
17K17864
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森泉 慎吾 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (50735066)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ベネフィット認知 / リスクテイキング / 労働災害 / リスク認知 / 交通事故 / 社会系心理 / 安全教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、日常でのリスクテイキング行動(意図的な危険の受容行為)に伴うベネフィット(見返り)の認知に着目し、その主要な構成要素を解明するための研究、およびベネフィットの認知に影響を与えうる背景要因に関して心理学的な研究を行った。これらの研究により、リスクテイキング行動におけるベネフィット認知を低減させることが可能かどうかについて考察した。本研究課題での一連の研究の結果、日常でのリスクテイキング行動に伴うベネフィットは感情的な側面の影響が強いこと、またベネフィット認知は周囲の状況の影響を受けやすいことが明らかとなった一方で、ベネフィット認知低減が容易でないことも示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題における一連の研究によって、日常におけるリスクテイキング行動に伴うベネフィットの認知を構成する要素についての知見を得られたことは、本研究における学術的な貢献であると言える。また社会的貢献として、本研究成果を踏まえることで、具体案については今後の研究を必要とするものの、ベネフィットの認知の低下に着目した新たな安全教育策の提案が可能になると考えられる。
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