研究課題/領域番号 |
17K17869
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
身体教育学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
林 洋輔 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (60645555)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 体育 / 生き方としての哲学 / 幸福 / 体育学概論 / 人文科学象限 / 社会科学象限 / 医科学象限 / 体育学 / 体育学者 / 福祉を創る者 / 生き方 / 体育の再定義 / 精神の修練 |
研究成果の概要 |
以下では本研究最終成果論文の抄録を提示する。
本総説論文は『体育学研究』総説論文の総合的な分析結果に基づき、「体育 Taiiku 」 概念の本質ならびに捉え方を明示する。本論文は次の 5 つの部分から成る。 (1) 序論、( 2 )方法に関する言説、( 3 )人文科学象限の観点に拠る『体育学研究 』総説総覧、( 4 )社会科学象限の見地に拠る分析、( 5 )医科学象限の視点よりの 吟味、そして結論的な注釈が続く。結論として体育とは個人におけるとりわけ身体面・社会面から幸福を実現しようと試みる身体活動を指す。より啓発的な議論が Taiiku そして幸福の本質と外延をめぐって継起する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで「体育とは何か」との問題提起が行われる場合、その提起者のほほすべてにおいて、体育を「Physical Education(PE)」と認識のうえで議論が行われてきた。しかし、現行の「体育学」ではこのPEと直接の関係を持たない研究発表が多く行われるなど、「体育学」における「体育」はPEとは別途に検討される必要が往時から指摘されてきた。本研究ではこの指摘を受け、「体育の再定義」についてはPEではない「体育学における『体育』の概念」を再定義することとし、研究を完遂した。体育学における体育とは「人間の幸福における物質的ならびに社会的基盤づくりに貢献する身体運動の総称」と再定義されたのである。
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