研究課題/領域番号 |
17K17874
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
地域研究
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
内山 直子 東京外国語大学, 総合国際学研究院, 准教授 (90738577)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メキシコ / ラテンアメリカ / 経済 / 自動車産業 / 日系企業 / USMCA / NAFTA / 貧困 / 所得格差 / 経済政策 / 経済発展 |
研究成果の概要 |
本研究は、積極的な経済自由化政策及びグローバル化戦略にもかかわらず低成長にとどまっている、いわゆる「メキシコ経済発展のパラドックス」について、日系自動車産業をケーススタディとして、その要因を解き明かすことを目的とした。研究期間全体を通して著書・論文等5本(うち英文2本)、学会・セミナー発表9件(うち国際学会等発表2件)の成果を得た。 また、ジェトロ・アジア経済研究所発行の『ラテンアメリカ・レポート』誌に掲載された論文は、インターネット上で広く一般公開され、その内容については経団連メキシコ研究会で講演を行うなど、最新のメキシコ経済に関する知見を広く社会に発信することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、21世紀のグローバル化経済が進展する中で、北米自由貿易協定(NAFTA)に代表される積極的な貿易・投資政策およびアメリカに隣接するという地理的優位性において世界各国から注目されるメキシコ経済を、日本ではほとんど知られていない「メキシコ経済成長のパラドックス」の視点から分析を試みたことにある。また、メキシコが世界第6位(2019年)の自動車生産大国であり、特に2010年以降は日系自動車産業の進出ブームが起きたことに鑑み、日系自動車産業をケーススタディとしてその現状と課題について最新の知見を広く一般社会に還元することを目指したことは大きな社会的意義があったと考える。
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