研究課題/領域番号 |
17K17882
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
衣・住生活学
|
研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
内田 有希 奈良女子大学, 生活環境科学系, 助教 (50634002)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | エストロゲン / 月経周期 / 冷受容分子 / TRPA1 / TRPM8 / メントール / シナモン / 女性ホルモン / 寒冷感覚 / 皮膚温 / 鼓膜温 / 冷え症 / 尾隠し行動 / 女性 |
研究成果の概要 |
本研究は若年女性の冷えのメカニズムを雌ラットとヒトの両面から検討した。卵巣摘出ラットにおいてエストロゲンの冷受容分子TRPA1を介した体温調節への影響を解析した。若年女性において月経周期が疑似冷却(冷受容分子TRPM8刺激)時の体温調節に与える影響を解析した。卵巣摘出ラットにおいてエストロゲンの有無に関わらず、TRPA1作動薬シナモアルデヒドは皮膚温低下作用があった。若年女性においてTRPM8作動薬メントール塗布時、早期卵胞期は一部の足趾皮膚温変化量が低下し、刺激に対する温熱的不快感が現れた。若年女性の冷えのメカニズムにエストロゲンのTRPM8刺激に対する感受性の修飾が関与すると考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は若年女性の冷えを感じる基礎的なメカニズムに、月経周期と冷受容分子TRPM8が関与することを初めて明らかにした。本研究成果は、将来的に更年期の体温調節異常や若年女性の冷えの治療薬の開発に役立つことが予測される。
|