研究課題
若手研究(B)
研究代表者らは唾液腺のIgG4関連疾患でランゲルハンス細胞様の特徴的な樹状細胞が特異的に増加することを見出し、特定の抗原がこれらの樹状細胞を過剰に刺激しIgG4関連疾患の発症を促す可能性を見出した。当初は患者末梢血を用いて抗原のスクリーニングを行う予定であったが、異動のため研究計画を変更した。代わりに網羅的な遺伝子発現解析を行いIgG4関連疾患の病態に重要な遺伝子の同定を行い病態解明を行うこととした。COVID-19の影響で研究協力施設での解析を中断しているが、協力態勢が整い次第解析を行い、研究成果を学会や論文等で発表予定である。
IgG4関連疾患は原因不明の腫瘤形成性疾患であり難病指定を受けている。治療の第一選択はステロイドであるが、ステロイドの長期投与による副作用やステロイド中断後の再燃が問題となる他、ステロイド無効例に対する治療も課題となっている。本研究でIgG4関連疾患の病態が解明されれば、より効果的な治療開発の一助となることが期待される。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件)
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