研究課題/領域番号 |
17K17896
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
藤井 智香子 (磯部智香子) 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00534744)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 起立性調節障害 / 酸化ストレス / 酸化ストレスマーカー / バイオマーカー / 新起立試験 |
研究成果の概要 |
起立性調節障害患者の酸化ストレス環境を検討した。岡山大学病院小児科を受診している患児を対象とし、岡山大学倫理委員会の承認を取得し倫理規定を順守し実施した。血清d-ROMs値、血清BAP値を測定し、血清d-ROMs正常群と高値群(>300 U.CARR)と血清BAP正常群と低値群(≦2200μmol/l)に分けて、背景、サブタイプ分類、不登校状態の検討を行った。性別、年齢、サブタイプ分類は血清d-ROMs正常群と高値群、血清BAP正常群と低値群で有意差を認めなかったが、悪化時の不登校状態との関連があり、素因としての重症化しやすさを反映している可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
起立性調節障害の病態を評価するバイオマーカーは現在存在してない。今回の研究において、起立性調節障害の病態や症状とバイオマーカーとの関連の一部を明らかにすることができたと考えられる。バイオマーカーは・低~非侵襲的に繰り返し検査できるので、特に小児医学・医療、心身症・神経症医療に適していると考えられる。今後本研究で明らかになった結果をもとにより一層の特異的なマーカーを検討していくことで、起立性調節障害患者の一般病院での診療実施が行いやすくなると考えられる。
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